2004.11.20.映画「ハウルの動く城」が公開した、ということでハウルの感想ページを設けてみました。

注意・ここより以下、はっきりいって思いっきりネタバレです。
映画を見てない方への配慮は一切なしです。
もし、まだご覧になっていない方がいらっしゃれば、どうか映画を見てからどうぞ。
見ていないと人生損していますよ!!
注意2・以下は管理人の日記と同じノリなのであしからず。

ではGO!↓




























・ハウルの動く城

人生に悔いなし。



今なら私、笑顔で逝ける・・・!!



昇・天!
まさに天にも昇ろうか!
でも、欲を言えばあともう5.6回…。いやDVDを入手するまでは生きていたいかも☆


いろいろありすぎてなんか全部語れませんのであしからず。
原作のエピソードはまあ3割、といったところでしょうか?もともとジブリに原作がある場合は原作をいい意味で分解(たまに破壊)して新たに物語を作っていく、とキリは認識しているのでさほど違和感はなく、かといって原作の雰囲気が欠片もない、ということもなく、でかなり満足な内容でした。
違うところをあげれば、マーサはいないし(名前だけ出てくる)、サリマンは女性でハウルの師匠だし荒地の魔女ってただのおばあさんだし、みたいな。そこんとこはたいしたことないので。19世紀のヨーロッパっぽい世界でした。狭い道を鉄道が走ってるし、戦争やってるし。(この戦争にもっと絡んでくるのかしら、と思いましたがそれほど。)戦争は結構ナマナマしまったですよ。
キリが一番気に入ってるのは、城の破壊です。
まさかタイトルにもなってるようなあの不細工な城。あれが後半、気持ちいいくらいに破壊されていきます。最後には板一枚さ!
ここまでするのか、やってくれるぜ!心意気に万歳!なわけですよ。
そして!特筆すべきはこのギャグの多さ!!キリの横に座っていたお婆ちゃん(お上品)が膝パシパシはたきながら爆笑。
もうちょっと説明してほしいところがなかったわけじゃないけれど、でもそれを全部ひっくるめて全てを見終わった後に、世界がみんなに優しい世界であるといいな、と感じました。見終わった後はなんともやさしい気持ちになりました。


・ソフィー
一切メディアに19才ソフィーが出てこなかったせいもあって、始めてみたとき驚きました!
「ハウルの動く城」我らがヒロイン!
思いっきり乙女で心がまっすぐで、でもめちゃめちゃ元気なおばあちゃんでお茶目さんです(> <)!!!
ハウルとの初対面シーンは何度見ても悶えるのではないでしょうか。「耳をすませば」のバロン伯爵も真っ青なくらいの見事な浮遊っぷり。王道ですな!
心の強さが垣間見れるのはお婆ちゃんになってから!これはなんか一種の「変身」として捕らえるべきなのかも。よく昔から変わった姿になってそれを解決しにいく冒険に出るという。ソフィーの場合、お婆ちゃんだったって事なのかも。
自分の姿を鏡で見て、おばあちゃんになってしまったことに気づいて慌てふためく様子がおかしくてカワイイ。カルシファーを手玉に取ってしまうところも鮮やか☆
キリが一番ソフィーにときめいてしまったシーンは↓。
例のハウルの髪がピンクに染まったシーン。ハウルの「綺麗じゃなければ生きている価値がない!」(台詞うろ覚え・つーかどんな台詞よ、ハウル・愛)に対に対するソフィーの叫び。

「あたしなんて生まれてから一度だってきれいだったことなんてないわよ!」

ソフィー最高。

なんて男前…!
ああ、そしてその後、ハウルからズレ落ちたタオルを恥らうソフィー。
嗚呼、乙女が此処に。


・ハウル
ハウルに心臓を持っていかれちゃった・・・!!

ハウルに関してキリは、とんだ邪夢おじさんに変身してしまいます…。(鼻血)

とにかく
ハウルはとてつもなく格好よくて美しいということだけです
彼の美しさはもはや言い表すことなど不可能!!
凄腕の魔法使いでオシャレでクールで落ち着いてるかと思いきや、実は少年の心を持った(笑)おめかし屋で甘ったれで弱虫で臆病者・・・。このギャップがたまらん。
ハウルとソフィーの出会いシーン。
なんてったって極めつけは↓

「いい子だ」

「いい子だ」

「いい子だ」

「いい子だ」

(エコー)

くらり。
なんだこの色気。キリもこんなふうになだめられたい。

ノンストップ。(頭の中が)ハウルの美青年っぷりは止まりません。
ソフィーがやってきたその朝、ソフィーが料理をしてるところに帰宅してくるハウル。
あのキラキラを振りまきソフィーに顔を向けます!(鼻血)
「代わって」とソフィーからフライパンをうけとり、卵の殻を片手割り!!
殻はカルシファーが食べちゃうのよ!!「んまい、んまい」だってさ!
このやり取りの絶妙さっていったい何!?ハウルは手つきが滑らかよ!優雅よ!輝いちゃってるわよ!!!?
緑のネバネバシーンも健在。
あのハウルの慌てようの想像以上の出来に拍手を送りたい!!
「美しくなかったら生きていても仕方ない・・・!」
おかしすぎてどうコメントしていいかわかんないほど
笑える。
そうかいそうかい。(愛)
そして続き予告の時点ですでにかなりの盛り上がりを見せたハウル半ケツシーンですが、ジブリは予想もしないことをやってくれました。
最後の一枚までペラリと取っちまいやがったんだぜ!(誤)
新たな一歩を踏み出した瞬間でございました。(じゅるり)
これまで男前に振舞ってきたハウルですが、ここからはもう我侭っぷりを発揮。
「いかないで」とソフィーの腕をつかんで止めるところとか、ソフィーに自分の母親と偽って王様に会ってきてくれ、って言ったりとか。
花畑のシーンで、それはもうソフィーにメロメロになっております。ぐぐふ(危)。
キリの注目した台詞は、ハウルはソフィーに「服も用意しておいた」というようなセリフ!あらあら、これって、絶対ソフィーに似合いそうなのを見繕ってきたのですよ!
女性に服を送るのはそれを脱がすため…(妄想)
「やっと守るべきものができたんだ。 君だ」


確実にキリのハートは彼に食われた。むしろ食ってくれ。

卒倒。

家族を、愛情を運んできてくれたソフィー。
できることならずっと城で逃げ惑い、戦争が勝手に終わってくれるのを待てばいい。
だけど。
みんなで幸せに暮らすためには、世界まるごとでっかい幸せが必要なんだ。
誰かが不幸で自分たちだけの幸福なんて、意味がない。

もう駄目〜っ!!!(涙)
ハウル、あんたは最高にいいオトコだ!!

・マルクル
めっちゃくちゃカワイイ。文句なくカワイイ。最強にカワイイ。
とことんカワイイわ、こんちくしょう!!
声のね、神木くんの声変わり前の無垢な部分が前面に出ててもう、お姉さん(まだおばさんじゃないやい)はキュンキュンして心臓が…!いえ、だめよ。この心臓はハウルに捧げたモノ・・・!(馬鹿)
ソフィーに「出て行かないで」とすがるシーンとか、どうしちゃうよ、コレ!!
ソフィーが大好きなんだね。ああっ!(眩暈)
頼まれてないのにお小遣いをあげたくなってしまう。

・カルシファー
我修院さんの声がこんなに合っているとは思わなかったよ!!
映画のは想像してたのより可愛くないな、と思ってたけど(正直な)、あの毒毒しさがたまんなく可愛らしくなってきたぜ!!ハウルの心臓を必死で守ろうとするところとか、あん、もうかーいらしい…。

・荒地の魔女
あれ、おもったよりも重要キャラじゃない…!?
原作との違いがありすぎて、驚きました。
階段を登るシーンは気持ち悪かったですねー。可笑しかったけど。

・ヒン
ヒンっ!!(え、それだけ?)

・サリマン
あの弟子たちはなんだ・・・!?
すっごいきになるわ!キリのオカッパアンテナがピピピーンと反応しましたよ!
金髪オカッパ少年を侍らせてる彼女はいったい何者なの!?(真剣)

・カブ/隣の国の王子
最後のセリフに転がりまくりました!!
これはジブリから腐女子へのプレゼントですね!!?
だって、「人の心が変わりやすいのは世の常」だなんて、
王子が城を訪問する場面を妄想せずにはいられないんだもの!!


□内容の感想□
キリが「ハウルの動く城」という作品から受けたメッセージは、愛情と世界平和です。
「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」同様、全くのフィクションとして描きながらも現実世界と通じるものがあり、現実に生きる我々に警告、あるいはメッセージ、願いを発するものでした。
「ハウルの動く城」では戦争という部分。今の社会、戦争は決して別次元のことがらではありません。そこで映画の中では、まず戦争とはどういうものなのか、が客観的に描き出されています。敵・味方なんて関係ない。両方人殺しだ、とハウルはいっています。つまり戦争ってそういうこと。要は人を殺すことなのです。それは生きる人としてやってはいけないことだし、我々が法をもって禁止していることと同じです。それを嫌悪して、何がおかしいでしょう?そして、殺したいほど相手を憎んでいたか?答えはNOです。人殺しなんてできることなら逃げてしまいたい、と考えるのは妥当。何かから逃げていることで弱虫とハウルがいわれているとすれば、これはきっと招請が来たからと言って戦争に赴くわけでもなく、馬鹿げた戦争なんてやめてしまえよ、と国に言うこともできなかった、という事だと思います。戦争にいって戦うのも嫌だけど、国に戦争やめろ、と発言したらサリマンに殺されるかもしれないから出来ない。
さらに、物語が進むにつれて恋の話も当然進んでいくわけですが(ハウルのメロメロっぷりったらよぉ・愛)、芽生えようとしている恋・愛を引き裂こうとせいる戦争!家族と引き裂こうとしている戦争!これを戦火のラブロマンスといわずになんといえるだろうか!?
ラブロマンスといえば(このラブロマって言葉がハーレ○インみたいで恥ずかしい)、冒頭のハウルの「やっと見つけた」というセルフせです。後半にハウルの過去に触れ、「必ず助けに行くから」というソフィーの言葉でつながる訳ですが。過去に一度会っている。王道じゃないですか!!!ツボをおさえていますねぇ。
ハウルはあの一瞬垣間見たソフィーをずっと気にかけていて、自分とカルシファーの呪いを解いてくれるであろうソフィーを探していたのよ!(実際ハウルは色んな女性に手を出している、みたいな伏線があるのはきっとソフィーを探していたのですよ)
戦争の原因などには全く触れられてなかった(もうちょっと説明欲しかった)ですが、きっとあのバカそうな国王のことだから自分の利益しか考えてなくて国民のことを考慮しなかった結果なのでしょうね。もちろん両国ともそんな感じの指導者しかいないのですよ。
そんなバカにも負けず、ソフィーは毅然としていましたね。最後はソフィーの愛情が全てを包み込んだといっても過言ではありません。カブやハウル・カルシファーの呪いが解けたのもソフィーの愛情ゆえ。
「やっと守るべきものができたんだ」というセリフ。(泣いた)
ハウルとカルシファーはずっと呪いを解いてくれる誰かを待っていた。ハウルのあの美意識からいって、きっと人間ということにこだわっていたはず(美しくないと生きている価値がない=美しくなくなったときは死を意味すると解釈)。魔力を大量に使うことで鳥(人間以外のもの)に変化することを知っていた。もしかしたら、ハウルは半ば呪いを解くのを諦めていたのかもしれません。(長い事待ったからね)本来なら呪いが解けるまで魔力なんて使わずにいて、ゆっくりずるずる鳥になるのではないか、できるだけ鳥になるのは先延ばしにしたい(この辺りも弱虫と言われる所以)。でも、愛するものたちが危険にさらされていて、どうして鳥になることを恐れていられましょうか!!誰かを自分より大事だと思ったからこその行動ですよね。愛ですよ。
世に戦いはあれど、愛は必ず存在する。愛する人が幸せであるために、みんなが幸せであるといい。争いごとも解決するし、呪いだって解ける!人は人を愛し、分かり合うことができる!誰かが不幸で誰かが幸せなんていう世界じゃない。
それが世界の約束だから。
だってまだ、世界を信じているから。


□時間をおいて思うこと・解釈□
さて、作品の中ではいくつもの話が同時進行しています。
ソフィーとハウルの恋。
両国から招請されているハウルの葛藤。
ソフィーとカルシファーの取引。
ハウルとカルシファーの契約。
進行している戦争。
ソフィーの呪い。
などです。これらがまんざりまんざりと進んでいって一つのお話に集約れれていくのですが、一回見ただけでは、おや?と思ったところなんかがわりとあったりなかったり。
その辺をキリが勝手に(妄想を交えつつ)解釈していきたいと思います。

・荒地の魔女の呪い
どうして荒地の魔女はソフィーに呪いをかけたのか?ソフィーに手紙を届けさせるため?それだけであんなお婆さんにしなければいけないでしょうか?
荒地の魔女の狙いはきっと心臓のはず。おそらく若さを保つためだろうと思われますが。キリの推測では、間違ってもハウルがソフィーに心を奪われる(恋に落ちる)事がないように、という保険だったんじゃないかな、と。言わずもがなですが、心臓=心という形式はお気づきの通りで、ここにそれが如実に表現されています。心臓(心)がないのに恋をするという心の動きをすることで、心臓(心)を取り戻されては困るから。
そして、荒地の魔女がかけた呪いってお婆さんになる呪いじゃなくって、精神年齢や心の有り様が外見で現れてしまうな呪い。若返ったり年をとったりしていますし、花畑のシーンで自分の年齢を意識した途端にお婆さんになってしまっているところから推測。
そして手紙の内容ですが、何かの呪いみたいですが(しかも原作にあったあの呪いの文句とよく似ていますね)、効力はいかに?

・ハウルの行動
夜な夜な出かけては艦隊にちょっかいをかけていくハウル。あれは敵味方関係なく、一個人としてできるだけ武器を破壊し、被害を食い止めようとした故の行動ではないでしょうか。

・「魔法」と「科学」について
唯一未だに難点なところ。戦争ということで浮かび上がってくる「魔法」と「科学」との関係。普通ファンタジーにおいて「魔法」と「科学」は相反するものとして捉えていたのですが(キリの場合です。違う方がいらしたら読み飛ばしてください)、あんな軍艦や戦艦が登場するのですから科学の力のほうが大きいように見えました。ハウルが「下っ端の下っ端」と評したモノたち。あれは元は魔法使い、つまり人間だった、ということだと思うのです。そして魔法の力は珍しくて貴重なものだと思われます。(サリマンが重宝されているのがいい例)それにしてはチャチい使われ方をしていますよね。ほとんど消耗品扱い。
しかししっかりと爆弾などは存在しているのですよね。街などを攻撃するのなら爆弾などを使用するでしょうが、だったらあの元魔法使いたちは何対策なのだろうか、と。
此処のところがどうなんだろう、と疑問なのです。
魔法使いにもランク付けがあり、はっきりいって三流以下があのように消耗品みたいになっているのでしょうか。
これはおそらく魔法を使える人が極端に少ない。なので多くの人は科学を推奨するが、たまに現れる大魔法使いなどが存在する以上魔法という分野の発展は妨げられなかった、ということなのではないでしょうか?
それにしてもこの境界線が曖昧じゃないかな、と思います。

・ソフィーの呪いについて
先にも言いましたが映画の中でソフィーの年齢が高かったり低かったりな外見をしますが、これはつまりソフィーの心の持ち様でかわっていっている。(断定)
そ・し・て。これはキリの勝手な希望と憶測ですが、ソフィーの呪いは「愛するものとの口付け」ってヤツで解けたのではないでしょうか!!!
だって、ほら最後、カルシファーやカブにチュッチュしてたし、荒地の魔女も言ってたし!
作中でのつなががりではハウルが戦地へ赴くとこらへんからずっとソフィーの外見は18歳をとどめています。それはきっとソフィーが自分の年齢や自分に対する引け目を感じる余裕もなくなっていたからでしょう。で、そのままハウルとキスしてしまったから見ている分にはソフィーの呪いがいつ解けたかわかり難いのではないか、という見解です。
キリの脳内ではあくまで王道を突っ走るよ!
少女漫画思考で何が悪い!(開き直り)

・ハウルとカルシファーの呪い
そもそもどうしてカルシファーは水をかけられても消えなかったのか?
それは愛のなせるわざです!!ハウルとカルシファーの契約やカブの呪いは愛するものとのキスで解けましたよね?キスって愛情表現の一つでしょう?つまりソフィーの「ハウルを助けたい」という愛情が原因の行動、つまり愛情があるゆえにカルシファーは消えなかったのではないでしょうか?
そして心臓をカルシファーからハウルに返すとき、「消えてしまわない?」と尋ねるソフィーにカルシファーが「ソフィーなら大丈夫」といいますが、これはカルシファーに水をかけても大丈夫なくらいに愛情をもっているソフィーだからこそできることではないか?
またカルシファーがソフィーの髪を食べていますし、これは一種の契約として成立したのかもしれません。
ハウルの心臓って、子供のままなんですってね。(萌へ)

・王子がなぜカカシに?
かれがなぜカカシになっていたか?決まってます王子は反戦論者だったからです。きっと隣の国の魔法使いによってカカシにかえられていたんですよ。権力者に煙たがられてね。戦争をやめさせようとする理由に愛するソフィーに会いに行くのに戦争は邪魔だという理由も含まれているとなおよし。(げへへ)

・戦争の終幕
最後、結構あっさりと終わっているように感じました。サリマン、出来るんだったらさっさと戦争終わらせてろよ!と誰もが思うはず。が、違うのです。ハウルも言っていたように、王宮って「特殊」なのです。きっとサリマンも長い事王宮にいたので「特殊」になってしまったのですね。そこでヒンです。老犬という設定からにはまともだったときのサリマンも知っていて、変わってしまった主を嘆いていた。なにがどうなったのか(笑)、ヒンはソフィーについていってしまいますが、そこでサリマンはヒンを通してソフィーの愛の深さを見、ハウルの成長・変化を見て心を動かされたのではないでしょうか。
そしてようやく重い腰を上げるのです。


などでしょうか。とりあず今のところは。
これらはあくまでもキリの一意見であり、他の見方も当然あります。もしお気づきの点がございましたらしらせてくれるとうれしいです。


2004.12.15.UP
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